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関電の火力発電所、故障で停止…調整弁作動せず

 関西電力は30日、運転中の堺港火力発電所3号機(堺市、出力40万キロ・ワット)が蒸気の調整弁の故障により運転停止したと発表した。

 停止分を補うため、夜間電力を使って水をくみ上げて日中のピーク時に発電する揚水発電の電力が足らなくなり、50万キロ・ワットが失われた。調整弁を分解して原因を調べるが、大きな損傷がなければ数日で復旧する見通しだ。

 関電によると、30日午前0時35分頃、堺港3号機で、需要の減少にあわせて発電を停止しようとしたところ、蒸気を逃がすための調整弁が作動しなかったという。

 これにより、関電は86%と予想した30日のピーク時の電力使用率を89%(午後6時台)に見直した。関電は、大阪市内で厳しい冷え込みが予想される2月2日には、電力使用率が93%になると予想している。

2012年1月30日12時36分  読売新聞)

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