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サッカーU−23・復帰の山村「合格点」

チームに戻ってきた山村(左)の表情は明るい(30日、ドーハで)=冨田大介撮影

 ロンドン五輪アジア最終予選を戦うサッカー男子のU―23(23歳以下)日本代表は2月5日、ヨルダンの首都アンマンでシリアと対戦する。

 現在、C組で2位シリアに勝ち点3差の首位。勝てば5大会連続の五輪出場に大きく前進する大一番に向け、故障で離脱していた攻守の要、MF山村和也(22)(鹿島)が戦列に復帰した。

 山村は、2010年アジア大会(中国・広州)に優勝したU―21代表時代から、ボランチとして、また主将としてチームを支えてきたが、昨年9月に左足小指付け根の骨折が判明したために11月の最終予選2試合を欠場した。

 昨年末にチームに合流。左足の状態を確かめながら、別メニューの調整が続いたが、26日からドーハで行われている合宿では全体練習で復調をアピールしている。

 28日に行われたU―23カタール代表との練習試合ではボランチ、センターバックと異なるポジションで起用され、チーム唯一のフル出場。「久しぶりの90分間で体力的にきついところもあったが、思ったより動くことが出来た」と、約4か月ぶりの実戦を振り返り、関塚監督も「長い時間プレーさせたかった。ゲーム勘が落ちたという印象はなかった」と合格点を与えた。

 流経大から今春にJ1鹿島入り。代表で結果を残して、プロ1年目のシーズンにはずみをつけたいという。「シリア戦は本大会に行けるかどうかの大切な一戦。まずこの試合に集中したい」と意気込みを見せる。(ドーハで、畔川吉永)

2012年1月31日  読売新聞)

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