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「足湯号」ロンドンへ

心ポッカポカ〜復興支援の恩返し

 今年7月に開幕するロンドン五輪期間中に、東日本大震災への世界からの支援に感謝を込めた足湯サービスがロンドン市内で行われることになった。

 温泉街でランナーが足湯につかりながら走る、福島県いわき市発祥の「スパトライアスロン」の考案者で、イベント会社社長の井上康治さんが発起人。井上さんは2004年のアテネ五輪時にも、現地に足湯を運び各国選手たちに好評を得たが、今回は、震災支援への感謝の表明を主題に据えて世界中の選手、人々との心の交流を目指している。

 足湯はトラックを改造した「足湯カフェ号」を、洪水被害に遭ったタイなどを訪問しながらユーラシア大陸を走破してロンドンへ送る計画だ。

 井上さんは、「五輪の場で心からの感謝を世界に表し、日本の元気を伝えて世界との絆を深めたい」と話している。(ロンドン、近藤雄二)

2012年1月10日  読売新聞)

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