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福士は失速で9位

 4年前と同じような突然の失速だった。

 26キロ過ぎ、福士の足が動かなくなった。重友に引き離されると、ズルズルと後退していった。「エネルギー不足」。本人はそう敗因を分析した。昨年7月からマラソン練習を順調にこなした。ただ、走り込みの中で「トラックの走りの感覚に比べ、体が重い」と違和感を覚えていた。食欲が減退し、「(最近は)おなかいっぱい食べていなかった」と振り返った。

 よほど悔しかったのだろう。レース直後、永山監督に「(3月の)名古屋(再挑戦)はどうですかね」と聞いた。「(今回負けたため)記録を出しても五輪出場は難しい」と諭されたが、マラソンへのこだわりは強まったようだ。(霜田聖)

2012年1月30日  読売新聞)

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