サファリ調で街中へ
細身パンツ合わせ上品に
今シーズンは、デパートやブティックの店頭でサファリ調の服をよく見かける。カジュアルな印象の服だが、細身のパンツやロングスカートなどとコーディネートして、洗練された雰囲気に仕上げるのが今年風だ。
サファリは、探検やアフリカなどへの狩猟目的の旅行を指す英語。サファリ調は、その雰囲気を取り入れた装いで、アフリカの大地や木々を基にしたようなベージュやカーキといった自然色、大きめのパッチポケットなどが特徴だ。
昨年秋に世界各地で開かれた春夏コレクションでは、クリスチャン・ディオールやグッチなどが、アフリカの民族衣装や大自然から想を得た服を披露。そんな流行に沿う形で、今シーズンはサファリ調の服が数多く提案されている。
東武百貨店池袋店(東京)の「マイケルマイケルコース」では、手描き風の動物の抽象柄をベージュや茶、黄緑色などでプリントしたブラウス(1万9950円から)やチュニック(2万3100円)などが好評だ。
シフォンやジャージーの生地は、ふんわりと優しげな印象。すその広がったAラインのシルエットがかわいらしい。これからの時期は、すっきりとしたシルエットの七分丈パンツなどをあわせると、引き締まった印象に見える。
同店で婦人服の買い付けを担当している松沢宏さんは「サファリ調の服を上品に着こなす『アーバン・サファリ』が今シーズンの流行。通勤時の装いとしても活躍してくれる」と話す。
アメリカのカジュアルウエアブランド「エディー・バウアー」でも、今季はサファリ調の服が豊富。新宿サザンテラス店では、とりわけジャケット(9900円)の売れ行きが好調だ。
洗いざらした風合いの生地に、肩章や大きめのパッチポケットをあしらったデザインは、一見すると武骨。だが、着丈を短くしたり、腰回りをなだらかに絞ったりと、女性的なシルエットに仕立てている。
また、パッチポケットや腰ベルトがアクセントになっているひざ丈のワンピース(9900円)も人気。前身頃のボタンを外せば、コートのように着ることもできる。
同店店長の中村隆之さんは「カジュアルにも、エレガントにも着こなせる万能アイテム。1着持っていると、街中で、旅先で、それぞれ重宝します」と話している。
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