お得な「可変ブーツ」
洋服に合う丈・形 1足で対応
1足で異なるシルエットや丈の長さを楽しめるブーツがこの秋、続々と登場している。筒口を折り返して丈の長さを変えたり、ベルトのような飾りを着脱できたり……。カジュアルからエレガントまで、幅広い着こなしに対応できる。
新宿高島屋(東京)は、1足で6通りの履き方ができる、オリジナルのブーツ(2万4150円)を3日から発売する。通常はひざ上丈だが、それを短くできる。靴側面のベルトにスナップボタンが二つ付き、それを足首のあたりで留めて筒部分にギャザーを寄せると、ミドル丈やショート丈のブーツに。さらに、筒口を折り返すこともできる。
素材は、なめした羊革と牛革のスエードの2種類。羊革が黒、茶、カーキ、スエードが黒、こげ茶、グレーの各3色がある。開発に携わった買い付け担当者の舩越規子さんは、「丈を縮めた時、きれいに見えるよう柔らかい革を選んだ。一足でパンツやスカートなど様々な服に対応でき、お得感があります」と話す。
ブーツの足首部分に付いたベルト飾りを着脱できるミドル丈ブーツ(3万4650円)もある。筒口付近に鋲飾りが付いていてハードな印象だが、筒口を折り返すと鋲が隠れ、優しい雰囲気になる。
コーディネートのポイントについて、舩越さんは「ひざ上丈やショート丈のブーツは、ミニスカートやジーンズなどカジュアルな装いに合わせやすい。ミドル丈は、ふくらはぎ部分にボリュームがあるので、ストールやざっくりとしたニットなどでポイントを上半身に置くと、スッキリした印象になります」と話す。
靴のブランド「銀座かねまつ」(東京)は、今シーズンの新作で、2通り以上の履き方が楽しめるブーツを12種類そろえた。1年前の4倍の品ぞろえになるという。広報担当の瀬能旦さんによると、特にカジュアルな雰囲気を出せるスエードのブーツが人気だ。
例えば、くるぶし丈のスエードのブーツ(4万2000円)は、足首に巻いた毛皮を取り外せる。黒と茶の2色あり、黒には無地、茶にはヒョウ柄に染めた毛皮が付く。毛皮なしはシックな雰囲気で、ひざ丈のフレアスカートやツイードのタイトスカートと合わせ、通勤用に履いてもいい。毛皮をブーツに付けて、レギンスや細身のパンツと合わせると、バランスがよくなるという。
リボン付きのベルトがセットになったひざ下丈のブーツ(3万6000円)もある。ブーツからベルトの飾りを取り外せ、さらにベルトからリボンも着脱できる。リボンとベルトはなめした牛革で、靴本体はスエード。ダークブルー、ワインレッドなど6色ある。
瀬能さんは、こうしたブーツの選び方について「同じサイズでも、種類によって筒の太さや足の幅、甲の高さなどが微妙に異なるので、実際にはいて装着感を確認して下さい。手入れ方法なども、購入前にシューフィッターに相談してほしい」と話している。
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