軽快 ワイドパンツ、上半身すっきり見せて
ゆったりとしたシルエットのワイドパンツが、流行に敏感な女性の間で人気を集めている。動きやすいことに加え、体形もカバーしてくれる。
ここ数年、細身のパンツが主流だったことに対する反動もあって、新鮮に見えるらしい。
ワイドパンツは、太ももからすそまでの幅がほぼ均一に広いのが特徴。一般的な女性用スーツのパンツは、太もも部分から足首部分に向かって細くなっているが、ワイドパンツは太もも部分の幅が30センチ近くあり、その幅がほとんど変わらず足首部分まで続く。海外の有名ブランドが春夏コレクションで、1970年代に流行したワイドパンツを取り上げ、注目された。
大手服飾メーカーの三陽商会(東京)では、「エポカ」「フラジール」「マッキントッシュ フィロソフィー」などのブランドで、様々な素材やデザインのワイドパンツを提案している。30代後半からの女性を対象にした「エポカ」は、紺に白い縦じまの入ったワイドパンツ(4万950円)が人気を集める。化学繊維を使ったイタリア製の生地は麻のような風合いで、高級感を演出している。同じ型でベージュの麻の商品(同)もある。
このブランドを担当する花木
素材の自然な風合いを強調するデザインが特徴の「フラジール」のパンツ(1万9950円)は、麻と綿の混紡で通気性が良い。すそを折り返してボタンで留められるようになっていて、軽快な雰囲気で休日用の装いにぴったりだ。
「マッキントッシュ フィロソフィー」のワイドパンツ(1万7850円)は、綿とポリウレタンを混紡した生地で伸縮性があって動きやすい。丈の短いジャケットと合わせれば、仕事着としても重宝しそうだ。紺と白の2色があり、腰の両脇についた3連のボタンがおしゃれのアクセントになっている。
新宿高島屋(東京)では、「ダブルスタンダードクロージング」というブランドで、ワイドパンツを扱っている。つなぎになっているタイプ(3万1500円)は、若々しくてカジュアルな雰囲気。
黒の化繊と紺のデニム地の2種類があり、黒なら、丈の短いカーディガンと合わせると、シックな印象になる。このパンツは、太もも部分から足首に向かってすそがやや広がったデザインが特徴になっている。
同店でこのブランドを販売している鈴木舞子さんは、「このところ、ほっそりしたパンツの流行が続いたこともあって、その反動でワイドパンツが目新しく見えるのでしょう。ぼってりとした印象になりそうで敬遠していた人も、シルエットをやや細めにしているので、抵抗感なく試してもらえます」と話している。
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