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「ダサかわいい」眼鏡

(東京・渋谷区で)=三輪洋子撮影

 おしゃれをすることが好きだ。だから、視力が落ちても眼鏡なんてかけるまいと思っていた。どうやら、これってオクレテルらしい。今どきは、「おしゃれが好きだからこそ、眼鏡をかける」のだという。

 様々なブティックが集まる東京・神宮前周辺では実際、おしゃれな「眼鏡女子」が急増中。しかも、その大半が顔の3分の1近くを占めるプラスチックの大きなフレームだ。

 例えば、グリーンのスカートに襟付きのシャツを着た美容師(21)。その顔を迫力のある黒縁眼鏡が覆う。ベージュのゆったりしたワンピースを着た友人(21)も黒縁姿だ。流行を上手に取り入れた装いに黒縁眼鏡は、ミスマッチのような気もするのだが……。

 「だから、いいんです」と、この2人。「アニメのキャラクターみたいって言われたりするけれど、インパクト優先なら、黒縁でしょ」。2人とも、レンズに度は入っていない。つまり、だて眼鏡なのだ。

 素通しの眼鏡姿の女性も結構いる。そんな一人に話を聞くと、「視力はいいから、レンズは邪魔。顔が小さく見えるようにかけてます」。茶色に染めたショートヘアに合わせ、べっ甲風のフレームをかけた美容師(21)は、「アクセサリーの一つです」と話す。

 一見すると、やぼったい印象のフレームだが、国内外の人気俳優が愛用して一般に広がったという。今では女性ファッション誌でも特集が組まれるほどの人気で、「ダサかわいいのが魅力」なのだとか。

 モノがよく見えるよう視力を矯正するのが眼鏡をかける本来の目的。ところが、若い女性にとって、眼鏡は「私を見て!」と主張するための道具なのだ。ファッションって面白い。でも、本当に難しい!(生活情報部 野倉早奈恵)

2011年8月31日  読売新聞)

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