「DoCLASSE」日比谷シャンテ店オープン
カタログ通販からリアルショップへ
ファッションカタログ通販を手がける「DoCLASSE(ドゥクラッセ)」は1日、東京・日比谷に「DoCLASSE日比谷シャンテ店」をオープンした。
ドゥクラッセは、40〜50代をターゲットにしたファッションブランド。2007年に創業、質が良くて手ごろな価格の服で顧客を獲得し、カタログ会員60万人、年商46億円に成長した。
「実際に商品を見たい」という声に応え、昨年10月から百貨店などに期間限定で出店し、同11月に自由が丘に本社併設の直営店をオープンした。日比谷シャンテ店は初の商業施設への出店となる。
居心地のよい空間を目指したという店内には、3つの試着室と別に男性用試着室もあり、夫婦やカップルでゆっくり買い物ができる。
16日には、神奈川県の「ららぽーと横浜」にも直営店がオープンする。
社長・林恵子さんに聞く
「年齢を重ねた大人たちを元気に輝かせたい」という社長の林さん自身、40代でドゥクラッセを設立した“元気に輝く”ミドルエイジの代表である。
今40〜50代のミドルエイジ層は、80年代にトレンドの最先端にいたバブル世代。当時、おしゃれなファッションを楽しんだ経験を持っているが、年齢を重ねた現在、流行の服は若者サイズで体形に合わず、無理をして身に着けても似合わない。安っぽい服は着たくないが、デザインや質の良い高級ブランドは価格が高すぎる……。40〜50代の人たちの着たい服が市場にない、という状況だった。
ブランド名DoCLASSEは、英語の「Do」(“する”“足す”)に、フランス語で“品格”を意味する「CLASSE」を重ねた造語だ。年齢を重ね品格を高めて、さらに輝く大人世代を応援したい――そんな思いを込めたという。
「50代になると子どもも巣立ち、ライフスタイルは夫婦のユニットになる。夫婦でファッションを楽しめる服を作って、マダムや紳士をもっと輝かせたい」。林さんは、通販会社日本ランズエンド社長を辞して起業した目的を語る。
「ある人から、新しい経験をした人ほど成功する――というアドバイスをもらいました。40になっても50になっても遅くない。新しいことにチャレンジするのに年齢は関係ない。守ってばかりでは成長はありません」
それまでの経験を生かし、通販から始めたが、「もっと多くのお客様にドゥクラッセを知ってもらうために、出店を決めました。今後も店舗を増やしたいのですが、お客様が喜ばれる空間作り、接客、サービスなど、勉強しなければならないことがたくさんあります。一つずつ学びながら、ゆっくりと進めます」。次は、年商70億円を目指すという。
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