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ポンチョ 楽しく変身

マフラー、ボレロにも

羽織る角度を変えるだけで違った雰囲気になるポンチョ。通勤時にも使え、オフィスではひざ掛けにも(東京の「23区」銀座店」で)=源幸正倫撮影

 肌寒い時、すっぽりと体を覆ってくれるポンチョが今秋流行しそうだ。1枚で何通りも楽しめる多機能型も登場。細く巻いてマフラーにしたり、ボタンを留める位置を変えてボレロのように着てみたり――。「お得感」もあり女性に人気という。

 ポンチョは、もともと南米で外衣として着用されてきた民族衣装。布の真ん中に穴を開け、頭を通して着るという素朴なつくりが特徴だ。伝統的な「かぶる」タイプも店頭に並ぶが、最近は簡単に着脱できるよう、前開きになったタイプが多い。

 働く女性に人気の「23区」銀座店では、左右が非対称の形をしたポンチョがよく売れている。羽織る角度を変えると編み地の陰影や布の垂れ方が変化し、違った雰囲気を楽しめる。薄くて軽いため、巻いてマフラーとして使うことも可能。1万9950円で、グレーなど4色ある。

 同店担当者は「1枚で何通りも楽しめる多機能型が人気。お得感があり、長く使えると考える人が多い」と話す。

リバーシブルのポンチョ。ボタンの留め方を変えると、腕のある上着にもなる(プランタン銀座で)

 ボタンを留めると、簡易型の袖ができるタイプ(3万450円)も。腕を通して着れば着崩れしにくいのが利点だ。襟元を飾るファーは取り外し可能なため、季節や気分に応じて使い分けたい。

 婦人ブランド「自由区」でもショールのように羽織るなど、3通りの着方を楽しめるポンチョ(2万9400円)が売れている。

 両ブランドを運営する「オンワード樫山」の担当者は、「ポンチョはボリュームがあるため、下は細身のパンツやショートパンツなどと相性がいい」という。タイトスカートや細身のワンピースと合わせても洗練された装いになる。おなか周りやヒップのラインが気になる人も、ポンチョが隠してくれるため細身の服に挑戦しやすい。

 ここ数年、袖もとが大きく膨らんだドルマンスリーブが流行中だが、普通のコートだと袖が引っかかって着づらい。ポンチョならどんな洋服でも上からさっと羽織れるのが大きな魅力だ。

 「プランタン銀座」の婦人雑貨売り場「ファッションスパイス」でも多機能型ポンチョが並ぶ。ざっくりとした透かし編みのポンチョ(3990円)は、商品説明に6通りの着方が記されている。前のボタンを肩付近や背中の編み目に掛けることで違った形に。リバーシブルのポンチョ(5145円)もある。

 婦人ブランド「ルーニィ」では、トラッド調のポンチョ(4万6200円)が目を引いた。張りのある布地は、袖口をたくし上げられるベルトなどがついていておしゃれ。取り外し可能な中綿入りのベストが付いており、初秋から冬まで長く着られそうだ。

2011年10月3日  読売新聞)

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