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「ミントデザインズ」活動10周年

「東京らしさ」の代表格

10周年を記念し、これまでの代表的な柄が勢ぞろいした2012年春夏コレクション=片岡航希撮影
街歩きがとにかく好きな勝井さん(右)と読書家の八木さん。「ブランドを堅実に続けていきたい」
大胆な気球の柄の服。2008年春夏コレクション
「ダメに生きる」というテーマで発表した2007年春夏コレクション

 勝井北斗さん(38)と八木奈央さん(38)の手がけるファッションブランド「ミントデザインズ」が、2001年の活動開始から10周年を迎えた。

 2人はロンドンの美術大学でファッションを学んだ同級生。遊び心のあるプリントを施し、着ていてリラックスできる服が、女性から幅広く支持を集め、今や「東京らしい」ブランドの代表格だ。

 10月に行われた東京コレクションでは、新作と合わせ、人形、サイの骨格、ジグザグ模様など、これまでにショーで発表してきた多彩な柄の服を披露。いずれもポップで前向きな雰囲気を醸しだし、デザイナーの力量を感じさせた。

レインウエアを発表した2009年春夏コレクション
シュレッダーにかけた紙を使ったドレス。2008〜09年秋冬コレクション

 「時代を経ても美しく、使われ続けるロングセラー商品のように、長く着られる服を作りたい」と、2人は話す。

 そのために、力を入れているのが日本の職人たちとの協働。各地の工場を訪れ、職人ととことん話し合い、プリントの柄や生地などの素材開発を進めていく。

 もっとも、深刻ぶったりはしない。「ハッピー・ミステーク(楽しい失敗)が大切」と話す。意図したものと違うものが出来上がっても、失敗作と考えず、服に取り入れてみる。これまでも、試作でできたかすれたチェック柄を生地に使ったことも。そうした創作姿勢が、ユーモラスな雰囲気を服にもたらすのだろう。

 オリジナルのプリントを使った家具や雑貨を手がけたり、菓子店と組んで生菓子を作ったり、活動は広がっている。イタリアの国際家具見本市では、不織布を立体成型し、顔に着けると美貌を強調する「美人顔マスク」も発表した。

 「建築、公共空間のデザインなども手がけ、ミントデザインズの世界を浸透させていきたい」。将来の目標も明確だ。(生活情報部 谷本陽子)

2011年12月14日  読売新聞)

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