足元もこもこ 楽しい冬
師走の大阪。街を歩くと、行き交う人の足元に目が留まる。カラフルなレッグウオーマーや靴下を重ねばきし、寒さをものともせず、おしゃれを楽しむ姿が目立つのだ。
若者が集う大阪・心斎橋に隣接し、高感度なブティックや雑貨店が並ぶ堀江地区。公園で長女(2)を遊ばせていた女性(30)は、親子でジーンズにウールのレッグウオーマー姿。5種類を気分で使い分け、「コートやオーバーは決まったものになりがち。足元に変化をつけて楽しんでます」。
細身のパンツの上に紫色のレッグウオーマーを重ねたブティック店員の女性(24)は、「クシュクシュと短くまとめると、スニーカーとの相性がいいんです」。レギンスをはいた会社員の女性(23)は、フリルがついた足首丈の白い靴下をショートブーツからのぞかせ、「ちょっとゆるいかわいらしさがポイント」と話す。
ミニスカートやショートパンツをはいた女性にも、重ねばき派が多い。18歳と19歳の女子大生2人組は、黒のタイツにそれぞれベージュ、ボルドーのレッグウオーマーを合わせた。足元にボリューム感を出すことで、全体のバランスがよくなるのだという。
男性だって負けていない。自転車で出勤中だった飲食店店長の男性(30)は、半ズボンから伸びる幾何学模様のレギンスと靴下の重ねばきが軽快だ。
レッグウエアブランド「ノネット」(大阪)のデザイナー、鳥井さちさんは、「黒っぽい服が多くなるこの時期、派手な色遣いを気軽に楽しめるのが重ねばきスタイル」と話す。
節電が求められているこの冬。こっそり着込むより、遊び心たっぷりの重ねばきを装いの主役にしてみるのも面白そうだ。(大阪本社文化・生活部 古岡三枝子)
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