【ミュンヘン(ドイツ南部)=三好範英】クリントン米国務長官は4日、当地で記者会見し、国連安保理で露中がシリア非難決議案に拒否権を行使したことに対し、「国際社会が(アサド政権による)暴力を非難することを阻止しようとする者がいることが信じられない」と強く非難した。
安保理での採決に先立ち、国務長官はラブロフ露外相と会談し、妥協の道を探ったが失敗した。2人は3日に始まったミュンヘン安全保障会議に出席していた。