被用者年金一元化、副大臣会議設置…政府方針

　政府は１４日、公務員などの共済年金を会社員の厚生年金に統合する「被用者年金の一元化」を巡り、財務、総務、文部科学、厚生労働の４省でつくる副大臣会議を来年１月にも設ける方針を固めた。

　共済年金独自の上乗せ部分「職域加算」の廃止問題を協議するが、政府・民主党内には廃止への慎重論があり、調整は難航しそうだ。共済年金の加入者は、計約４５０万人に上る。「職域加算」は平均男性で月２万円程度で、「公務員優遇」との批判が出ている。