「昨年の分も頑張りたい」　ヤンキース・松井秀が渡米

　米大リーグ、ヤンキースの松井秀が１５日、５年目のシーズンへ向けて成田空港から渡米した。

　チェックインカウンター近くには、ファン約３００人が詰め掛け、空港側も利用客の通行を確保するための対応に追われた。グレーのジャケット姿の松井は出発直前に取材に応じ、「非常にいい状態。しっかり準備ができた」と国内トレーニングの手応えを強調。「ユニホームを着てグラウンドに立ちたい」とキャンプへはやる気持ちを示した。

　昨年は左手首にけがを負い、満足のいくシーズンでなかっただけに、「今年はその分も頑張りたい」と意気込み、間近に迫る日米通算２０００本安打も「もうすぐだと思うので、早くそうなればいい」と語った。

　「今年は５年目の節目の一年」。しかも、松坂、井川、岩村ら日本からも続々大リーグに挑戦する。「今年は色んな楽しみ方ができる大リーグだと思う。その中でも、ヤンキースの一員として力になれるよう頑張りたい」と話した。キャンプ地のフロリダ州タンパには、１７日か１８日に入る。