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全体練習後も打ち込み

黙々と課題修正

 【タンパ(米フロリダ州)=小金沢智】ヤンキースの松井秀は8日、ビジター試合には帯同せず、ホーム球場で練習を行った。

 松井は居残り組の全体練習終了後、ケージ内で打撃をチェック。左打ちで69、右で27スイングを行い、黙々と打ち込んだ。オープン戦開幕前日の2月28日にも、軽めの全体練習後に一人打ち込んだ松井は、「いろんなことを確認するため、自分でやっていくことが増えていく」と話していた。試合で覚えた課題を個人練習で修正し、また実戦へと戻る過程を繰り返し、打撃を磨き上げていくためだ。

 ここまで6戦中5試合で安打を放ち、凡打しても芯に当てた打席が多い。滑り出しは順調に見える。それでも、打球が上がりきらずにライナーで捕球されたり、安打になりながらも詰まったりと、満足する域には達していないのだろう。

 松井は練習後、現在の好状態を持続させるためか、あるいは試す部分があるのかと問われ、「全然、後者です」ときっぱり。「結果とかは関係なく、いつも自分にとっていい打撃を求めている」と答えていた。

2007年3月9日  読売新聞)
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