松井秀、初の開幕音なし【ニューヨーク=小金沢智】米大リーグは2日、7年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すヤンキースとデビルレイズがニューヨークで対戦するなど13試合が行われ、本格的に開幕した。デビルレイズの岩村は6番・三塁で先発デビューし、六回の第3打席で大リーグ初安打。5年目となるヤンキースの松井秀は、3打数無安打だった。 ◇ 松井秀がデビュー以来、4年続けていた開幕戦での安打はついに途絶えた。 1打席目こそ四球を選んだが、相手左腕のカズミアーは、140後半から150キロの速球に変化球を巧みに交えてくる。松井にとって「ストレートとスライダーの見極めが非常に難しい」タイプ。この日は甘いボールもほとんどなく、「うまくやられた」と認めるしかなかった。 124日間の戦線離脱を経験して迎えた今季、その開幕戦でノーヒット。それでも幸先が悪いとは受け止めていないはずだ。事実、こう振り返った。「素晴らしいゲームだった」 ワールドシリーズ制覇を究極の目標にする松井にとって、1本の安打よりも、チーム力の高さを感じての1勝に意味があったのではないか。五回の4失点で逆転されながら、救援陣が好投する中、六回以降は毎回得点と底力を見せた。 先は長い。同点打のジーター、勝ち越し打のジアンビ、だめ押し2ランのロドリゲスと、屈指の打者たちも、沈黙する日は何度もある。「相手に小差でついて行けば、うちの打者は何とかしてくれる」とトーリ監督。この信頼は、松井も含めてのことだ。(小金沢智) (2007年4月3日 読売新聞)
|
今週のPICK UPPR
|
▲この画面の上へ |
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |