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松坂VS松井 メジャー初対決

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4回2死満塁、デーモンの適時打で生還した松井(右)とベースカバーに入る松坂=金沢修撮影

 【ニューヨーク=門脇統悟】米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手は27日、ヤンキースタジアムでのヤンキース戦で5度目の先発登板をした。

 6回を投げ、毎回の7三振、5安打、4失点と内容は今ひとつながら、五回に味方が再逆転し、3勝目を挙げた。注目の松井秀喜外野手とのメジャー初対決は、2打数無安打、1四球だった。

 5年ぶりに対決した松坂大輔と松井秀喜。日本を代表する投打の両雄が、舞台を大リーグに移して、初めてマウンドとバッターボックスで向き合った。

 日本での対戦成績は17打数2安打で、唯一の公式戦となる2002年の日本シリーズでは3打数3三振と、松坂の完勝。松坂は「ほかの打者同様、一発だけ注意した」。松井秀も「自分自身というよりも、周りの注目の仕方という意味で違うのかもしれない」と、お互いへの意識については意外に冷静だった。しかし、今や大リーグを代表する名門チームに身を置く両雄。1世紀近い因縁の歴史が、対戦を楽しむ余裕を与えてくれないのかもしれない。(ニューヨーク 小金沢智)

 松井秀「外のいい所でポンポンと追い込まれ、中飛は二つとも打たされた感じ。ある程度、(対松坂の)感覚はつかめたので次回に生かしたい」

岡島も秀喜封じ

 レッドソックスの岡島が、連続無失点試合を10に伸ばした。3点リードの八回に3番手として登板。先頭のジアンビに右前打を許し、打席には巨人時代の先輩、松井秀。「対戦を楽しみにしていたが、走者を出したので、それどころじゃなかった」。結果は初球の真っすぐで投ゴロに。1回を無失点の内容には、「大輔君(松坂)の勝ちを消さないよう、自分の持っているものを全力で出すことしか考えてなかったですから」。控えめに喜びを語る笑顔も、さまになってきた。(門脇統悟)

2007年4月28日  読売新聞)
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