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秀喜、日米2000本安打 王手弾

「自分のスイング」 打席でも集中力

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3回無死、松井秀がソロ本塁打を放つ(捕手・城島)=金沢修撮影

ヤンキース11−15マリナーズ

 先頭打者で登場した三回、松井秀は今季2号ソロで、日米通算2000本安打まであと1本とした。追い込まれながら、外から入って来るカットボールを振り抜くと、打球が右翼席へ飛び込んだ。

 「あと1本ですね」。次の打席で相手捕手の城島から声を掛けられたという。その後、無安打に終わった松井は「投手に向かうとそんな気は起きないけど、意識させられちゃったよ」と笑わせたが、実際はそれほど影響していない。

 この打席は8球粘って四球を選び、次の第4打席は相手の好プレーに阻まれたが、一塁線へ強烈な打球を放った。打席での集中力、ボールへの反応は、いつ節目の1本が出ても不思議ではない状態だ。

 翌日の試合で打てば、5月5日の達成となる。愛着ある背番号と重なり、「あす出るといいね。そしたら一生覚えてると思う」。前日のダブルヘッダーで3二塁打を含む4安打、この日は一発と、強い打球を飛ばしている。「自分のスイングで(球を)とらえられている」という現状では、足踏みする姿は想像しがたい。(小金沢智)

2007年5月5日  読売新聞)
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