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秀喜5タコ

ヤンキース 6―2 レッドソックス

 松井は苦手のナックルボーラー、ウェークフィールドに3打席凡退するなど、負けられない3連戦の初戦で、レギュラーシーズンでは2005年8月以来の5タコ。「チームが勝ってそれは良かった」とさすがに、ほっとした様子だった。

 試合前、地区首位を走る宿敵との差は10・5ゲーム。相手はリーグ2位タイの防御率3・44、トップのチーム打率2割7分7厘とがっちり投打がかみ合い、貯金は17。ヤンキースは今季、7人の新人が先発したほど、先発陣に故障者が相次いだ。投手陣が整備されてくると好機で1本が出ず、松井も言う「歯車が合わない」状態だった。

 それでも、ロドリゲスらの一発攻勢と王建民の好投がかみ合い、潜在力は見せた。「まだ先は長い」とトーリ監督も巻き返しをあきらめない。「自分のことは反省しないと」と声を落とした松井が貢献する試合は残り119試合ある。(ニューヨーク、小金沢智)

2007年5月22日  読売新聞)
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