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秀喜守備でヒヤリ

ヤンキース 2―1 アスレチックス

 松井が守備でヒヤリとさせた。2点リードの六回無死一塁、左前へ落ちそうなライナーへ果敢にチャージ。最後はひざから滑り込むようにして捕球を試みた。いっぱいに伸ばした左手のグラブは芝に引っかかってその場にとどまり、勢いのついた体だけが前方へ。昨年5月、左手首を骨折したシーンを彷彿(ほうふつ)させた。「今考えると少し怖い」と振り返ったプレーだが、瞬間的な判断に迷いはなかった様子。

 「自然に行った。行くつもりということではなく、反応した」。打球はグラブからこぼれたものの、素早く拾って二塁へ送球し、一塁走者を封殺。元気な姿で“レフトゴロ”を成立させた。(ニューヨーク、小金沢智)

2007年6月30日  読売新聞)
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