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07 松井秀喜

ヒデキ月間MVP 日本人4人目

両リーグ最多 13本塁打

 【ニューヨーク=小金沢智】米大リーグの7月の最優秀選手(MVP)が2日、発表され、ア・リーグの野手では、13本塁打をマークしたヤンキースの松井秀が初めて選ばれた。日本人選手としては野茂英雄(当時ドジャース)、伊良部秀輝(同ヤンキース)、イチロー(マリナーズ)に続く4人目。

 松井は7月の28試合で、両リーグ最多となる13本塁打、31得点を記録、打率3割4分5厘、28打点と好成績を残した。

 松井はこの月、長打率7割3分5厘と驚異的な数字を残し、安定感も兼ね備えていた。28試合中、14戦連続を含む25試合で安打を放ち、6戦連続を含む16試合で打点を挙げた。チームも19勝9敗。「多くの勝ちにつながったということなら、うれしい」と話した。

 ただ日ごろ、「最初から成績のことを考えたらだめ。良い成績を残すには、どうしたらいいかを考えないといけない。常に方法に集中する」という松井。受賞について、「終わったことですから」と2度言った。結果にとらわれず、さらに打撃向上を図りたい――。そんな意欲をにじませた。

 ほかに選ばれたのは、ナ・リーグが11本塁打のブラウン(ブルワーズ)。投手はア・リーグがビダード(オリオールズ)、ナ・リーグがザンブラノ(カブス)で、それぞれ5勝を挙げたことが評価された。

2007年8月3日  読売新聞)
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