秀喜、次見据える

オリオールズ　１０―９　ヤンキース

　松井は３試合ぶりのヒットが５試合ぶりの適時打になった。３点リードの五回一死二塁、内角速球を思い切りよく引っ張り右前へ運んだ。打撃は徐々に上向いているが、サヨナラ負けで１０年連続の地区優勝を逃した。

　しかし、「（前半戦は）厳しい状況だった。プレーオフに出られるだけでも」と気持ちは切り替わっている様子。「勝敗より、しっかりした準備をすることが大切」と地区シリーズを見据える。相手は今季、６戦全勝のインディアンスとなるが、「それは関係ない。気楽に構えることはできない」と引き締めた。（ボルティモア、小金沢智）