新婚ヒデキ 「8番DH」右ひざ回復 開幕スタメン「幸せ」【ニューヨーク=小金沢智】ヤンキースの松井秀は31日に本拠地・ヤンキースタジアムで行われるブルージェイズとの開幕戦に、8番・DHで先発することが決まった。30日行われた前日練習の前に、ジラルディ監督が明らかにした。 松井は昨年11月、右ひざの関節内ではく離した軟骨を除去する内視鏡手術を受けたため、オープン戦出場がチーム10試合目の3月9日と出遅れたが、開幕スタメンは確保した。開幕戦は昨季19勝の王建民、16勝のハラデーというリーグ屈指の右腕が投げ合う。 左翼復帰に照準我慢の末、間に合った。それが「8番・DH」という、なじみないポジションに表れている。 オープン戦の打席数は例年より20打席前後少なく、右ひざも100%ではない。左に比べれば筋力が少し弱く、走塁、守備面に不安は残る。ジラルディ監督は「出遅れはしたが、急速に遅れを取り戻してくれた」と言うが、万全で臨む選手が多い中、特別扱いできるはずはない。 レギュラーの保証がなかったこの春。ひざの悪化という最悪のケースは避けるべく、少しずつ激しい動きを取り入れてキャンプを乗り越え、自分がいるべき開幕スタメンに名を連ねた。「選手として試合に出るのは幸せなこと。任された場所で精いっぱいやるだけ」。松井は静かに言った。 本音であるが、すべてを言い表してはいない。本番で結果を積み上げ、自分の能力を新首脳陣に再認識させる。そうして中軸、左翼という自分の場所に戻る。メジャー6年目は勝利と復権を追う。(小金沢智) (2008年3月31日 読売新聞)
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