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松井秀、決勝2号2ラン

初の5番 勝負強く

レイズ 0―2 ヤンキース

 前日に左足付け根を痛めたジアンビが欠場し、打順が5番に上がった松井秀が結果を出した。二回にチーム初安打を記録すると、四回一死二塁では、カウント1―2から豪快なスイングで右翼席へ。0―0の均衡を破る2ランはそのまま、決勝打となった。

 「チェンジアップが真ん中高めに甘く入ってきた。ラッキーな面もあった」。そう謙遜(けんそん)したが、これまで低めに集まっていた右腕シールズの武器に、打線はほぼ沈黙していた。そんな中、失投を待ってとらえ、中軸に座った責任を果たした。

 シールズには昨年、7打数で2発を含む4安打を浴びせている。「甘く入れば、ああいうことが起こると、彼も知ってる」。相性の良さを淡々と話した松井。病気で2試合欠場して、この日に復帰したジラルディ監督も、「有数のチェンジアップを使う相手に、勝負強い2ランだった」とたたえた。代役の5番ではあるが、結果を積み上げていくことが大切だ。(ニューヨーク、小金沢智)

2008年4月7日  読売新聞)
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