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秀喜、4号ソロ

「もっと良くなる」

インディアンス 6―4 ヤンキース

 ロドリゲスの復帰で5番に下がった松井秀。六回二死、先発バードから右翼へ9試合ぶり4号ソロを放った。一時は1点差に詰め寄る意味ある一発だった。

 昨年10月、早々に敗退したプレーオフ地区シリーズでは、この敵地で開幕2連敗。「先発を外すべき」。そう唱える米メディアからかばい、6番、5番と起用したトーリ前監督の期待に応えられず、2試合無安打だった。「あの時、自分がやろうとしていたことは何も間違ってなかったけど、体が反応し切れなかった」と悔しさがある。ボールの見極めはいいが、スイングがついてこない。もはや走るのが嫌になるほど、限界だった右ひざ痛が微妙に、打撃にも影響を及ぼした。

 100%ではないが、今はもう、当時と比べられないほど改善した。4月4本塁打は過去最高。「体調が完璧(かんぺき)に近づけば、(打撃は)もっと良くなると思う」。手応えはある。(クリーブランド、小金沢智)

2008年4月26日  読売新聞)
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