松井、日米443号 復帰後初アーチミスターまであと1本ヤンキース 3―14 ブルージェイズ 大敗の中、松井秀は復活を印象づけた。13点を追う七回一死一、三塁、内角に食い込むカットボールをとらえ、右翼へ3ランを放った。「結構、難しいボール。非常にうまく打てた」。自賛するには理由がある。 二回一死一塁は同じボールをどん詰まりの二飛。3ランの打席も初球を見逃しストライク、3球目を空振りと、カットボールに合わなかった。合うはずがない。相手は苦手の右腕ハラデー。外へ沈むシンカーで凡打の山を築かされている。その対策に、ボールを長く見て、逆方向へ打ち返す意識があるからだ。しかし、「きょうはシンカーがほとんどなかった」。難敵は攻めを変えてきたのだ。 だからこそ、手こずりながら粘った末に、7球目に再び内に切れ込んで来たこのボールを、うまく引っ張って対処した意味は大きい。目と体による一瞬の反応が、一致し始めた証しの日米通算443号だ。あと1本で恩師の長嶋茂雄に並ぶ。「早く打てたらいい」。言葉通りになるかもしれない。(トロント、小金沢智) (2008年8月23日 読売新聞)
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