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秀喜と一問一答 ヤンキース本拠地最終戦

「いい思い出も、苦い思い出も宝物」

 今季限りの本拠地で、自身の最終戦を終えた松井秀は感慨深げに振り返った。

 ――最後の本拠地戦になった。

 「いい思い出も、苦い思い出も、すべてが僕の宝物。ここで初めてプレーした時、満塁本塁打を打った。(左手首の)骨折もあった。さみしさが一番だが、僕の中で世界一の球場」

 ――ベーブ・ルースと同じ左打席は何をもたらしたか。

 「(大リーグの)厳しさ。あの中でいろんな思いをした。これから向上していくエネルギーにしたい」

 ――第1打席で右前打だった。

 「1週間、試合に出てなかったので、ちゃんと当たっただけでも良かった。手術前のいい1日になった」

 ――今季を振り返ると。

 「ジェットコースターの1年。出だしは本当に良く、ひざを痛めて急降下してから、上ったり、下ったり。チームを離れた責任は感じている」

 ――手術後は?

 「長年、患っていた部分(古傷)をある程度、いい状態にできる。気持ちも体も一新してやれると思う」(小金沢智)

2008年9月23日  読売新聞)
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