秀喜「まだ通過点」 ミスター超え日米445号オリオールズ10―5ヤンキース 松井秀はパワフルな一撃で、日米通算445号を放ち、長嶋氏を本塁打で超えた。3点を追う七回一死一塁、深い右中間席まで運ぶ追撃の今季1号だった。 恩師を思うとき、子どものような笑顔を見せる。「感覚的というか、打ちそうなシルエットや形を大事にするんだ。構えさせて、もう少しグリップを上げてとかね。いろいろ教わったよ」。自室や宿舎でバットを構える自分に、身ぶり手ぶり熱心に語りかける姿。忘れられるわけがない。 巨人入団以来、付きっきりで成長を促した、育ての親。本人に「超えた」という認識はない。あるとすれば、恩返しがまだ足りないという負い目だろう。 メジャーでは3年連続の戦線離脱で、445号が7年目までずれ込んだ。通過点かとの問いに、「もちろん。まだまだ、打ち続けたい」と誓う。改めて長打を意識する今季。ひざの回復とともに、パワー全開の姿を見せられるはずだ。(ボルティモア、小金沢智) (2009年4月8日 読売新聞)
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