松井、7年目の悲願へ…Wシリーズ28日開幕【ニューヨーク=小金沢智】大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は28日(日本時間29日午前)、ヤンキース(ア・リーグ東地区)が、連覇を目指すフィリーズ(ナ・リーグ東地区)をホームに迎えて開幕する。 メジャー7年目で悲願達成を期す松井秀には初戦、昨年のサイ・ヤング賞左腕、リーが立ちはだかる。 「ここを目指して毎年、やって来た」。松井は6年ぶりの舞台を翌日に控えた会見で、高鳴る気持ちを抑えるように語ると、小雨が降る中、黙々と打撃練習を行った。リーとは通算2割9分4厘と悪くないが、当てにはできない。今季は移籍前のインディアンスにいた左腕と2度対戦し、バットを折られた二塁内野安打のみの5打数1安打。外野に打球を飛ばせなかった。 「少しイメージが変わった」と驚かされた。左打者の内角に食い込むシュート系の速球を新たに駆使しており、投球の幅を広げているからだ。「制球もいいし、変化球も多彩。対策が難しい投手」と認識を改めている。相手の新球を意識し過ぎて体を開くと変化球の餌食にもなりやすい。術中にはまらず、1球来るかどうかの失投をじっと待つ耐久戦に勝てるか。 4番ロドリゲスは徹底マークされるため、「(後続が)どういう打撃をするかが分かれ道」と責任の重さをかみしめる。相手の本拠地ではDH制がなく、第3戦からは先発を外れて代打待機となる。DHでスタメンに入れる初戦から、気分良く結果を出したい。 (2009年10月29日 読売新聞)
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