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進まぬヒデキの契約

 大リーグのウインターミーティングが10日で終わり、多くの移籍が成立する一方で、ヤンキースからフリーエージェント(FA)となった松井秀喜外野手の契約交渉に表立った進展はなかった。

 残留のほか、エンゼルス、ホワイトソックスなどア・リーグの球団が移籍先候補として取りざたされているが、各球団には、今回の会議で本格交渉に入らなかったそれぞれの事情がある。(インディアナポリスで、小金沢智)

ヤンキース 補強ほぼ終了

 先発ペティットの残留と中堅手グランダーソンの獲得で、補強課題をほぼ克服。キャッシュマンGM(ゼネラルマネジャー)は先発をもう1枚加えることに意欲を見せる一方、「チーム編成作業は完成に近づいている。左翼と指名打者(DH)は今の戦力でもまかなえる」。松井引き留めに動いたとしても、強気の交渉で臨む気配だ。オファーしても、1年契約を基本とした今季年俸1300万ドル(約11億5000万円)からの大幅減提示は必至だ。

2009年12月13日  読売新聞)
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