「緻密な野球」に期待…松井エンゼルス入団【アナハイム(米カリフォルニア州)=霜田聖、萱津節】米大リーグ、ヤンキースからエンゼルスへの移籍が決まった松井秀喜(35)が16日にエンゼルス球場で記者会見した。 グラウンドにも足を踏み入れ、更なる飛躍が期待される新天地での第一歩を踏み出した。 入団記者会見には、マイク・ソーシア監督とトニー・リーギンスGM(ゼネラルマネジャー)も同席した。相手のスキを突くなど、巧みな試合運びを身上とする監督は「状況に応じた打撃が出来る選手。中軸を担う彼の存在は、若い選手にもいい影響を与えるだろう」と、自身の目指す野球を実践できる選手の一人として、大きな期待を寄せた。 ソーシア監督は現役時代にドジャースの捕手として活躍。2000年にエンゼルスの監督に就任すると、機動力を活用するほか、1球ごとに捕手にサインを送るなど緻密(ちみつ)な野球を身上としてきた。 長打力と勝負強さを買われ、「中軸打者」として入団した松井に求められるものには、「走者をかえす」役割もある。しかしそれ以上に監督は、常にチームを第一に考え、時には四球で出塁してつなごうとする松井の姿勢を評価する。 会見前日にメディカルチェックを行った松井はソーシア監督の野球について「守り、走塁などすべてにおいて、スキのない野球を実践している」と印象を話した。伝統球団の巨人、ヤンキースで培ってきた「野球観」は、新天地でも存分に生かせそうだ。 (2009年12月17日 読売新聞)
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