焦らず「順調」 秀喜の守備【テンピ(米アリゾナ州)=萱津節】米大リーグは28日、各地でオープン戦が行われ、エンゼルスの松井秀はインディアンス戦に4番・指名打者で先発して1打数無安打2四球。 松井秀が、新天地での大きな目標である、公式戦での2年ぶりの本格的な左翼の守備復帰に前進している。「僕の中では順調」と表現は控えめだが、オープン戦の2度の守備でひざに悪影響が出なかったことで、少しずつ自信がついてきた。 久々の実戦は、じっくり復帰を目指す身には幸運だった。22日のドジャース戦は守備機会がなかったが、カバーリングや1球ごとの位置取りなど、外野手の基本動作を確認。26日のジャイアンツ戦ではフライを1度処理したが、定位置少し後ろで「易しい打球だった」。慣らし運転の間に、守備への恐怖感が減ったことが大きな収穫だ。 ソーシア監督は、敵地で指名打者制のないナ・リーグとの交流戦が始まる5月ごろから、守らせる方針。もちろん「準備が整えば使う」と早期起用の可能性もある。オープン戦の2試合の守備はともに四回までの出場。監督は、フル出場した後の反応を見たいという。「長く守っていないから、ひざ以外にも影響がある」と全体の疲労度を見極める意向だ。期待しつつも「すべて彼の状態次第」というソーシア監督と、「ひざが大丈夫な範囲で、無理はしない」という松井本人の思いは、ずれていない。(萱津節) (2010年3月30日 読売新聞)
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