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秀喜 11号2ラン

 【ニューヨーク=岡田卓史】米大リーグは20日、各地で行われ、エンゼルスの松井秀はニューヨークでのヤンキース戦に5番・指名打者で先発し、七回二死一塁で迎えた第4打席で、11号2ランを放つなど、4打数1安打2打点で1四球だった。

 エンゼルスが10―2で勝った。オリオールズの上原は、レイズ戦の延長十二回二死一、二塁から救援し、1回1/3を1安打無失点に抑え、延長十三回のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。上原は今季初勝利、メジャー3勝目。マリナーズのイチローはホワイトソックス戦に1番・右翼で先発。

古巣で久々

エンゼルス 10―2 ヤンキース

 久しぶりの古巣で久しぶりの一発が飛び出した。七回二死一塁。松井秀が外角のチェンジアップを強振すると、打球は17試合ぶりの本塁打となって右翼席で弾んだ。

 4月中旬以来の再訪となるヤンキースタジアムに、もう感傷的な気持ちはなかった。その時は、ワールドシリーズのMVPとして凱旋(がいせん)して大歓声を浴び、「一生忘れられない一瞬になったと思う」と感慨にふけった。でも、それはもう過去の話。「違うユニホームを着ているわけだから、そういう(特別な)ものはない」と松井は言う。「勝ちたい相手」と言い切る古巣に対し、立ち向かっていく気持ちが好結果を生んだ。

 7月に入って打率1割台と不振の本人にとって、少しは希望の光が見えてきたようだ。「自分のスイングで投球をとらえられるようになれば、いい結果がたくさん出てくる」。巻き返しへ弾みをつける一発となるか。(岡田卓史)

2010年7月21日  読売新聞)
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