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松井秀 10戦連続安打

 【アナハイム(米カリフォルニア州)=萱津節】米大リーグは25日、各地で行われ、エンゼルスの松井秀はレイズ戦に5番・指名打者で先発し、一回に満塁走者一掃の右翼線二塁打を放つなど2打数2安打3打点で、出場10試合連続安打。

 マリナーズのイチローは、レッドソックスとのダブルヘッダー第1試合に1番・右翼で先発し4打数1安打。第2試合は3打数1安打1盗塁。

 カブスの福留はナショナルズ戦に1番・右翼で先発出場し、2打数無安打。ドジャースの黒田はブルワーズ戦に先発し、7回7安打4失点で自己最多に並ぶ9勝目(11敗)を挙げた。オリオールズの上原はホワイトソックス戦の九回に登板し、1回2安打1失点で2セーブ目を挙げた。メッツの五十嵐はマーリンズ戦に2番手で投げ、1回1失点。

ミスター抜く 日米2472安打

エンゼルス 12―3 レイズ

 松井秀が日米通算2472安打を放ち、長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督を抜いた。節目のヒットは、痛烈な逆転の右翼線二塁打。「いきなりのチャンスでいい打撃。良かった」と、記録よりも勝利に貢献できたことを喜んだ。

 1点を追う一回一死満塁。レイズの先発ニーマンの初球、真ん中やや外の速球を迷わず強振した。悪い時には引っかけて内野ゴロになるが、最近は芯で捕らえ、外野に運べる。「ボールをいい感じで待てる」という。早いカウントでも、甘い球は逃さない。その後の連続四球は、相手が警戒した結果。主砲の存在感が、ようやく戻ってきた。

 首位レンジャーズに大差をつけられ、残りシーズンは1か月余り。今季最高の調子が、もう少し早く訪れていれば状況は違ったかもしれない。それでも松井秀は「最後まであきらめない」と、いつも通りに繰り返した。(萱津節)

2010年8月26日  読売新聞)
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