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松井秀、サプライズ守備

 【アナハイム(米カリフォルニア州)=萱津節】米大リーグは29日、各地で行われ、オリオールズの上原はレイズ戦の九回に3番手で登板、1イニングを無失点に抑え、11セーブ目を挙げた。エンゼルスの松井秀はアスレチックス戦の十回に代打で敬遠四球で出塁、十一回には7月28日以来となる左翼の守備についた。エンゼルスは十一回にサヨナラ勝ち。マリナーズのイチローはレンジャーズ戦で5打数1安打1打点。メッツの五十嵐と高橋は、ブルワーズとのダブルヘッダー第1試合でともに1回1/3ずつを投げ無失点だった。

「もう守らないと思っていた」

エンゼルス 2―1 アスレチックス

 本拠地最終戦の松井秀にサプライズが待っていた。十回の代打で出番は終わりと思いきや、チームはこの回に勝利を決められず、十一回の守備につくことに。「もう守らないと思っていた」と、クラブハウスに置いたままにしていたグラブを取りに戻るほど予想外の展開。それでも、いきなり左翼線に飛んだ先頭打者の打球を素早く返球し単打でストップ。その裏のサヨナラ勝ちにつなげた。「良かったんじゃないですか」と2か月ぶりの守備に納得の表情。(萱津節)

2010年9月30日  読売新聞)
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