初安打の松井 修正に手応え【フェニックス(米アリゾナ州)=霜田聖】大リーグは7日、各地でオープン戦が行われ、アスレチックスの松井はマリナーズ戦でオープン戦初安打を記録した。 変化は試合前からあった。前日までのフリー打撃ではミートを重視した低いライナーばかりだった松井が、この日は打球に角度をつけて大きな飛球を放つ練習をしていた。前の試合で続けて内野ゴロに倒れたことで、修正点が見つかったのだろう。その後、珍しくサブグラウンドで打ち込みまでして再確認をした。 成果が表れたのは、左翼線へのテキサス打でオープン戦初安打をマークした後の三回だった。昨年のサイ・ヤング賞右腕、ヘルナンデスの緩いチェンジアップをバットの芯で捕らえて、鋭い中直。「いい打撃だった」と初めてイメージに近い打球が飛んだことを喜んだ。 今は、どの打者も自分の打撃を作り上げていく時期で、毎日様々なことを試しながら練習や実戦をこなしている。松井も一つの段階はクリアできたようだ。 ただ、五回に空振り三振を喫するなど、速い球への対応は今一つ。「まだ、だいぶ問題がある。目の慣れではなく、体の反応の方でしょう」。試行錯誤が、また続く。 (2011年3月9日 読売新聞)
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