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松井キーマン 打てばチームも勝利

 【オークランド(米カリフォルニア州)=萱津節】米大リーグは17日、各地で行われ、アスレチックスの松井はタイガース戦で無安打に終わったが、投ゴロで先制の打点を記録した。

 2011年シーズンの開幕から3週目。早くも松井は、チームの浮沈を握る“キーマン”になりつつある。松井の打撃が、チームの勝敗に直結しているのだ。

 17日までのタイガースとの4連戦でも、アスレチックスが勝ったのは、松井が打点を挙げた後半の2試合だけ。2連敗した前半の2試合は、いずれも一回の二死一、三塁と一死満塁の先制機に内野ゴロで凡退。立ち上がりに先発投手を援護できなかった。逆に16日の第3戦は、四回無死二塁から勝ち越しの右翼線二塁打を放ち、第4戦も先制の打点を記録した。

 今季2本の本塁打はいずれも先制弾で、チームの勝利に結びついた。打点を挙げた試合は5勝2敗。「チームが勝てば、自分は無安打でも」という持論はあるものの、昨季貧打にあえいだチームではそうも言っていられない。カギを握る存在として、地元メディアの関心も高い。派手さはないが、黙々とチームに貢献するのが、いかにも松井らしい。(萱津節)

2011年4月19日  読売新聞)
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