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松井が決勝打

 【オークランド(米カリフォルニア州)=萱津節】米大リーグは、各地で交流戦などが行われ、アスレチックスの松井はジャイアンツ戦の五回、2―2の同点から決勝の右前2点適時打を放ち、チームの4連勝に貢献した。

主砲の存在感 左腕から2点打

 松井が主砲の存在感を見せた。2点差を追いついた直後の五回二死二、三塁。追い込まれながらも低めのスライダーを捕らえ、ゴロで右前に運んだ。「大きなヒットになった」と表情も晴れやかだ。

 同じコースに同じ球種が2球続き「甘かった」と振り返ったが、相手の左腕サンチェスは「うまく打たれた」。不調時で余裕がなければ、強振して空振りしたかもしれない緩い変化球。今は冷静に、追い込まれても「ついていく」打撃ができるゆとりがある。

 右翼席に、「打て!500号」の横断幕も出た。待望の1発はお預けだが、6月は出場12試合中8試合で計10打点。チームとともに、バットも勢いづいてきた。(萱津節)

2011年6月20日  読売新聞)
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