市原隼人さん(ランナウェイ〜愛する君のために)
起床時から役に没入
無実の罪で刑務所に収監された青年4人が脱獄する「ランナウェイ〜愛する君のために」で、主人公のアタルを演じている。心臓病の娘を助けるため、警察の包囲網をかいくぐり、東京へと向かう。
「社会的には反していることなんだけど、後戻りはできない。ゴールが見えないなかで一生懸命走っている、ギリギリの緊張感が伝われば」
役に入り込むタイプだ。「朝、起きた時点で、もっとアタルに近づけないかと常に意識している。芝居をやっていて、自分なんかいなきゃいいのに、役がもっともっと自分を占めてくれるといいのに、と思うことが多い。本番までの時間の使い方が大事。人間性が絶対、画面に映る」
一言ずつ、丁寧に話す。「僕、普通にうまくしゃべれたら、役者やっていないと思うんで。自分が生きられる場所が芝居の現場しかない。言葉で伝えられないこと、優しさだったり、強さだったりを、芝居で伝えたい。一番リラックスできるのが、本番の時間なんです」。言葉の奥に、熱い男とはまた別の、知性的な顔もうかがえた。
(文・泉田友紀 写真・中嶋基樹)
Q 今はまっていることは?(千葉県・あいくるしい)
A ちっちゃいころから、ものを作ることが好きなんです。彫刻刀で何か彫ってみたり、カメラで写真を撮って画像編集ソフトをいじってみたり。図工感覚ですね。
Q 行ってみたい所はどこですか?
A 日本をもっと知りたいです。歴史も文化も。今回のロケは、九州から四国、関西といった具合に移動したんですが、土地柄が違うだけで、こんなに変わってくるんだなと思いました。もっといろんな所に行ってみたい。
Q オフは何をしていますか?
A 何してるんだろう。友達と会ったり。お酒も飲みますよ。次の日が仕事だと絶対飲まないんですけど、休みだととことん飲んだりします。
ランナウェイ〜愛する君のために(TBS系 木曜後9・00)
アタル(市原隼人)、龍之介(塚本高史)、空哉(上田竜也)、瞬(菅田将暉)の4人は、瞬が収監前に埋めた闇の金2億円をついに掘り出した。だが、さらなる困難が待ち受けていた。
プロフィール | |
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いちはら・はやと 1987年2月6日、神奈川県生まれ。2001年、「リリイ・シュシュのすべて」に主演し映画デビュー。ドラマ出演も数多く、代表作に「ウォーターボーイズ2」「ROOKIES―ルーキーズ―」「猿ロック」など。 |
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