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料理

チョコ菓子 家で手作り

上から時計回りに塩入りチョコレートドリンク、チョコ団子、マドレーヌショコラ=高橋美帆撮影

 バレンタインデーをきっかけに、チョコレートのお菓子を家族で手作りしてみてはいかがだろう。チョコレート専門店「テオブロマ」オーナーでショコラティエ(チョコレート職人)の土屋公二さんに、簡単に作れるレシピを教えてもらった。

 いずれも市販の板チョコで作れる簡単レシピ。とはいえ、「カカオ分の多い製菓用チョコレートを使えば、香りの強さや苦味の奥深さを楽しめます」と土屋さんは話す。

 まず、3色団子のようで見た目がかわいらしいチョコ団子の作り方から。

 <カステラを1センチ角、クリの甘露煮とラムレーズンを粗いみじん切りにしてボウルに入れ、シロップとラム酒を加え、軽く混ぜる。刻んだチョコレートを別のボウルに入れ、鍋に入れて沸騰させた生クリームを加えて混ぜる。二つのボウルの中身を一緒にして、ゴムべらでさっくりと混ぜる>

 混ぜすぎには注意すること。「カステラの形が少しわかる程度の混ざり具合のほうが、食べた時の口当たりがよくなります」と土屋さん。

「クリームなどは丁寧にかき混ぜましょう」と話す土屋さん

 <混ざった生地を約12グラムずつ直径2・5センチほどに丸め、冷蔵庫で約30分冷やす。固まったら1個ずつココアパウダー、きな粉、抹茶を全体にまぶし、異なる色の3個を串に刺す>

 この3色のほか、フランボワーズパウダーなら赤色など、最後にまぶすパウダーで色合いの違いも楽しめる。

 口当たりの軽いマドレーヌショコラは、子どもにも食べやすい一品だ。

 <板チョコを1片ずつ手で割って耐熱容器に入れ、電子レンジで約1分加熱。形が少し残るくらいの軟らかさになったら取り出し、ゴムべらで全体が均一になるように混ぜる。事前にふるっておいた薄力粉、ココア、ベーキングパウダーをボウルに入れ、グラニュー糖と溶き卵を加えて、泡立て器で粉が見えなくなるまで手早く混ぜ合わせる。溶かしたチョコと、電子レンジで40秒ほど加熱した溶かしバター70gを加え、さらに混ぜる>

 焼き上がり後にふっくら膨らむように、手早く、しっかりと混ぜることがポイント。この後、30分くらい生地を寝かせ、溶かしバター15gをはけでマドレーヌ型に塗っておく。

 <丸形の口金を付けた絞り出し袋に生地を入れ、マドレーヌ型の9分目まで絞り入れる。170度に温めておいたオーブンで約15分焼く>

 最後に、すっきりとした味わいの塩入りチョコレートドリンクを。

 <チョコレートを細かく刻む。鍋に牛乳を沸かし、沸騰したら火を止めて刻んだチョコと塩を加え、泡立て器で混ぜて溶かす。かき混ぜながら再び沸騰させ、そのままカップに注いでいただく>

 「小さじ1杯のブランデーやラム酒を最後に加えると、味と香りがより芳醇(ほうじゅん)になり、大人の飲み物になります」と土屋さんは話している。

 ■材料

 ▼チョコ団子(3串分)

 ブラックチョコレート40g/生クリーム30cc/カステラ80g/クリの甘露煮(渋皮つき)40g/ラムレーズン6g/シロップ10cc/ラム酒5cc/ココアパウダー、きな粉、抹茶各適量

 ▼マドレーヌショコラ(縦約8cmの型12個分)

 ブラックチョコレート15g/溶き卵2個分/薄力粉70g/ココア15g/ベーキングパウダー小さじ2分の1杯/無塩バター85g/グラニュー糖80g

 ▼塩入りチョコレートドリンク(ティーカップ2杯分)

 ミルクチョコレート60g/牛乳300cc/塩小さじ4分の1杯

2012年2月8日  読売新聞)

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