現在位置は です

本文です

記者が選ぶ


 著者は元国税調査官。約10年間、企業の決算書を精査してきた経験から「ほとんどの決算書には(うそ)がある」と断言し、意図的な会計操作を見抜くポイントを解説する。 (3月7日)[全文へ]


 「メイキング・オブ・お餅」「33歳のこり5セット」。 (3月7日)[全文へ]


 舞台は東京の下町・浅草の昭和の香り漂う喫茶店「カサブランカ」。切り盛りするのは、面倒見のいい富子さんと寡黙な士郎さんの夫婦。香ばしいコーヒーとトーストにゆで卵も付いたモーニングを出すこの店の常連は、浅草芸者の澄江さん、すき焼き屋を営む元役者の文造さん、医学生のヒカル君、吉原の謎のソープ嬢、といった面々だ。 (2月29日)[全文へ]


 「スイングがなければ意味はない」と言ったのは、ジャズの巨匠デューク・エリントンだ。スイングは音楽を前進させる原動力。それはクラシック音楽も同じ。あらゆるビートを駆使したベートーベンなんて、まさにその典型だ。そのスイングをキーワードに西洋音楽の本質に迫った。 (2月29日)[全文へ]


 金融・財政危機、アフガニスタン、イラクの二つの戦争で米国一極時代は終わった――そんな米国衰退論を耳にしながら、過去3年余、ワシントンに駐在して感じたのは逆に、10年にわたりほぼ十数万人の兵力を常時派遣、通常の国民生活を維持しつつ、二つの戦争を遂行し得たアメリカの「底力」だった。 (2月22日)[全文へ]


 佐藤優、田中森一、堀江貴文、山本譲司、辻元清美……。転落したエリートたちの告白手記は、ついつい書店で手に取ってしまう。順風満帆の人生に突然襲いかかる暗雲、過酷な獄中生活、そして地獄を見た後、どう再スタートを切るかを、追体験しつつ読んでいる。 (2月22日)[全文へ]


 戦前から、東京のモダンな側面を象徴してきた街・銀座。 (2月15日)[全文へ]


 バースデーケーキのろうそくに火をつけようとして、ライターやマッチが家にないことに気がついた。 (2月15日)[全文へ]


 1972年に札幌で開かれた冬季五輪のスキー競技に出場し、下位を“独占”した不思議な「国」があった。 (2月8日)[全文へ]


 真の政治リーダーの枯渇が嘆かれて久しい日本政治にあって、現役政治家による孫文論は多くのヒントを与えてくれる。 (2月8日)[全文へ]


 著者は、ゴキブリが主人公だったり、高座の座布団にプロレス技をかけたりする破天荒な芸風で知られる新作落語家。初めての小説となる今作はさえない貧乏落語家の青春物語で、昨年暮れに亡くなった森田芳光監督のデビュー作「の・ようなもの」(1981年)をほうふつとさせる。 (2月1日)[全文へ]


 本著は、泣けて笑えて、しかも心温まる本だ。 (2月1日)[全文へ]


 岡本喜八監督の代表作「独立愚連隊」を「インディアンの大虐殺」と解釈し、「好戦映画」扱いした批評に対するエッセーがある。「戦争という奴は敵も味方も虫ケラの如く死ンで行くもの、としか思えなかっただけだ」。マジメなフマジメが理解されなかったことへのマジメな怒りの表明だ。 (1月25日)[全文へ]


 「どこの局もおんなじ」「通販だらけ」。テレビ番組はなぜ、つまらなくなったのか。元キー局役員の著者は、局の経営弱体化が理由だと指摘、解決策として、合併・吸収による「民放3NHK1」の4大ネットワークへの転換を訴える。 (1月25日)[全文へ]


 最も身近な、あるいはそんな風に気軽には言いにくいほど複雑な関係にあった国の近代美術がいかなる流れをたどったか、しっかり伝える本が邦訳された。 (11月30日)[全文へ]


 寺の関係者が親族におらず、檀家(だんか)ゼロの状態から寺を開いた夫婦の約10年に及ぶ体験記。 (11月30日)[全文へ]


 昭和初期、「おいしくて元気になる」と評判を呼んだ琥珀(こはく)色の滋養強壮飲料「どりこの」。 (11月23日)[全文へ]

 この本で言う本屋とは書店のことではない。 (11月23日)[全文へ]


 芝居、小説、テレビ……。ジャンルを超えて活躍した作家は生前、どのように知を蓄えたのか。 (11月16日)[全文へ]


 この人が生きていたら、日本映画は変わっていただろう。 (11月16日)[全文へ]




現在位置は です


編集者が選ぶ2011年海外ミステリー

海外ミステリーが傑作揃いだった2011年。各社担当編集者のベスト5を紹介します。

連載・企画

海外ミステリー応援隊【番外編】 2011年総括座談会
世界の長・短編大豊作…やはり新作「007」、「犯罪」不思議な味、北欧モノ健在(11月29日)

読書委員が選ぶ「震災後」の一冊

東日本大震災後の今だからこそ読みたい本20冊を被災3県の学校などに寄贈するプロジェクト

読売文学賞

読売文学賞の人びと
第63回受賞者にインタビュー

リンク