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企画・連載
大掃除プラス防災

(5)エアコンはフィルターも

 政府は、今冬も、東京電力などの管内で節電を求めている。大掃除の際、家具や家電を節電になるように動かそう。

 リビングデザインセンターOZONE(東京)の住まいづくりコンサルタント、沼田まり子さんは「部屋の中の暖かい空気を逃がさないように、窓と床で対策を取ることが冬の節電ポイント」と話す。

 暖房機器は窓際に置く。窓付近で冷えた空気が暖まり、天井に上がり、対面の壁に当たって下降する。暖房機器を窓から反対の壁際に置くと、暖かい空気が上昇し、対面の冷たい窓に当たって、冷やされた空気を運んできてしまう。

 扇風機に似た「サーキュレーター」という電化製品も効果的。部屋の上にたまりやすい暖かい空気を循環させる。機種にもよるが、サーキュレーターを使っても、暖房の設定温度を2度下げれば、節電になるという。エアコンは風向きを下向きに。

 日中は窓から日差しを取り入れ、日が落ちる前にカーテンを閉めると暖かい空気を逃さない。

 床面の対策では、ソファの周りやこたつなど人が集まるところにカーペットを敷く。その下にアルミ製の保温シートを敷くとさらに効果的だ。

 家庭で最も電力を消費するのはエアコン。「大掃除では忘れずエアコンのフィルターの掃除を。消費電力を減らせます」と、財団法人・省エネルギーセンター家庭・地域省エネ普及本部普及総括部長の野尻雅人さんは話す。室外機の前には物を置かないようにする。

 冷蔵庫も、背面や底部を掃除すると節電になる。背面や底部にほこりがたまると放熱の効率が悪くなるからだ。置き場所も壁から離したほうが熱が排出しやすくなり、節電になる。

 掃除機も、紙パックを早めに交換し、フィルターをこまめに掃除すると、効率があがる。掃除機を使わず、ほうきやモップを見直してみるのもいい。(岡安大地)

2011年12月21日  読売新聞)

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