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スロトレ向きFX会社の選び方

投資スタイルごと、評価軸は異なる

 FXを始めようと思ったとき、最初に迷うのが「どのFX会社で取引を始めるか」です。これはたしかに難しい問題です。というのも、1日に何十回も取引する人と、数日や数週間に1回だけ取引する人とでは、FX会社を評価する軸の優先順位が異なります。「どんなことをFX会社に求めるか」で最適な回答は変わってくるのです。

 一般的に、FX会社に求める要素には、このような項目があります。

・取引コストの安さ
・取引できる通貨ペアの多さ
・取引ツールの便利さ
・会社の規模/経営の安定性
・電話などでの綿密なサポート体制

 これらすべてで5つ星を与えられるようなFX会社があればよいのですが、そうも行きません。このなかで、私たちの目指すスロートレード(スロトレ)で重視すべき項目は何でしょうか。マネー雑誌や書籍、ホームページなどを見ていると、このなかでも「取引コスト」や「取引ツール」といったあたりが重視されているようです。たしかにデイトレを目指すなら、それもいいかもしれません。

「経営の安定性」第1に

 でも、スロトレで一番に考えたいのは、「大切なお金を安心して任せられるかどうか」です。もしもお金を預けた会社の経営に万が一のことがあったらと想像してみてください。FXでは「信託保全」によって預けたお金が守られる仕組みが法的に用意されているとはいえ、資金の返還までに時間がかかるかもしれませんし、取引が一時的な中断を余儀なくされるかもしれません。そうした事態は避けたいものです。

 FX会社の経営には「資本金5000万円以上」など法律で定められた基準をクリアしないとなりません。ですから、基本的にはどのFX会社も一定以上の安心感はあるのですが、資本金の金額や上場の有無など子細に見ていくと大きな違いがあります。

 安心して利用できるのは、資本金の金額が大きく、上場していたり、あるいは上場企業の子会社であったりといった会社ではないでしょうか。FX会社を選ぶときは、まず第1に「この会社なら経営が破綻することはなさそうかな」といった視点で考えてみましょう。

プロフィル
高城泰(たかぎ・やすし)
 早稲田大学政治経済学部卒業。編集プロダクション「ミドルマン」所属。「週刊SPA!」や「ダイヤモンドZAi」など雑誌や書籍を中心に活動するマネーライター。「超カンタン一点突破FX」(扶桑社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作ったiPhoneでFX入門!」(ダイヤモンド社)などFX書籍のプロデュースを多数手がけている。

2011年4月1日  読売新聞)
FXのリスクについて
※FXは証拠金額より大きな額の取引が可能なことから、外国為替相場や金利水準の変動によって損失を被る可能性があり、その損失の額が証拠金額を上回ることがありますので、ご注意ください。
※本企画で紹介している企業各社の商品についてのメリット・リスク・手数料などの詳しい内容や個人情報の取り扱いについては、各社ホームページの該当ページにて、ご自身でご確認ください。

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