「プログレッシブ・ロック・レジェンド・シリーズ」
荘重な「妖精の森」など20作品
プログレッシブ・ロックは、クラシックやジャズの要素を導入した複雑な楽曲を、高度な演奏技術で表現するというタイプのロック。1970年代、イエスやピンク・フロイドなど主に英国勢の活躍によって世界的に旋風を巻き起こした。その影響は日本にも波及した。中でも、キングレコードは1980年代、日本のプログレ系バンドの作品を積極的に出した。その中から20作品が紙ジャケット仕様で再発売された。目玉となるのが、アイン・ソフが80年に出した初アルバム「妖精の森」。荘重な表題の組曲は聴き応えがある。「魅惑劇」(80年)など3作品が含まれているノヴェラは、ハードロック的な作風と貴公子然とした容貌で人気を誇った。個人的なお薦めは、ケンソーの「夢の丘」(91年)=写真=。技巧をぶつけ合い、スリルと郷愁が交錯する音世界は実に魅力的だ。(浩)
(2012年2月9日 読売新聞)
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