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「自分を解放できた」菅井円加さん、会心の笑顔

ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した菅井円加さん(6日午後、神奈川県厚木市で)=米山要撮影

 若手バレエダンサーの世界的登竜門「第40回ローザンヌ国際バレエコンクール」で優勝した神奈川県厚木市の高校2年菅井円加(まどか)さん(17)が6日帰国し、市内で開いた記者会見で改めて喜びを語った。

 菅井さんは、初めての国際大会での快挙を「自分のバレエ人生で大きな第一歩になった」と自己評価し、「これまでで一番自分を解放し、イメージを膨らませて踊ることができた」と会心の演技を振り返った。

 「女性らしさ、表現力、技術もまだまだで課題は尽きません」と気を引き締め、「どんな役でもこなせて、吉田都さんのように世界中のお客さんに感動を与えられるダンサーになりたい」と将来の目標を語った。

 今回の栄冠で世界の名門バレエ学校への入学資格を手に入れた。会見に同席した、所属するバレエ教室を主宰する佐々木三夏さんが「素晴らしいダンサーが出て行くのは惜しいが、(日本のバレエ界のために)帰ってきてくれればうれしい」と本音をのぞかせると、菅井さんは「じっくり(進路を)決めたい」。世界を股にかけた飛躍を見据え、そう語った。

2012年2月6日23時43分  読売新聞)
写真特集 バレエ優勝・菅井円加さん
 
【顔】 菅井円加さん
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