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ふげん解体現場を公開 機構

部品汚染有無など「QR」管理

ふげんから取り外されたタービンに送る蒸気量を調節する弁(ふげんタービン建屋で)

 日本原子力研究開発機構は、2008年から廃炉に向けて解体している新型転換炉「ふげん」(敦賀市明神町)の現場を報道陣に公開した。

 解体作業はタービン建屋内で行われており、タービンに送る蒸気量を調節する弁などが取り外されていた。部品は作業日時、場所、汚染の有無などが判別できるよう、QRコードを付けて建屋南側の仮置き場で保管されていた。

 建屋内の施設は放射能汚染がほとんどなく、10年度末までに約480トン分が分解され、うち金属420トンは除染して再利用する方針。解体は28年頃に終了する予定で、ふげん全体では36万1800トンの廃棄物が出る見込み。

 また、茨城県東海村にある再処理施設が東日本大震災で被災したため、13年頃までに終える予定だったふげんの使用済み核燃料466体の搬送は遅れるのが確実という。

2012年2月12日  読売新聞)
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