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宜野湾市長選の佐喜真氏当選、政府内に安堵の声

 米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市長選で佐喜真淳氏が当選し、政府内では安堵(あんど)する声も出ている。

 佐喜真氏がかつては同飛行場の名護市辺野古への移設を容認していたためだが、選挙戦では佐喜真氏も「県外移設」を訴えており、移設実現への道筋はなお見えない。

 田中防衛相は13日午前、防衛省内で記者団に「佐喜真氏と機会があればお目にかかりたい。連携を密にしていければと思っている」と述べ、佐喜真氏との信頼関係構築に意欲を示した。政府内には「宜野湾市と仕事がしやすくなる」(防衛省幹部)との声もあるが、「辺野古移設を巡る状況が劇的に変化するわけではない」(外務省幹部)との見方が多い。

 一方、佐喜真氏を支援した自民党の大島理森副総裁は13日午前、党本部で記者団に「普天間を絶対固定化させないという(市民の)意思が示された」と語った。

2012年2月13日11時44分  読売新聞)

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