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「読売KODOMO新聞」創刊、5月から全国展開

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「読売KODOMO新聞」創刊号の1面



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読売KODOMO新聞創刊の記者会見で、握手する老川祥一・読売新聞東京本社社長(右)と相賀昌宏・小学館社長

 読売新聞社は3月3日、「読売KODOMO新聞」を創刊した。子どもの頃から新聞に親しむ習慣をつけてもらうのが狙いで、新聞の活用を盛り込んだ新学習指導要領が、4月に全面実施されるのに合わせてスタートさせた。

 創刊時は関東1都6県(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬)で、4月7日からは静岡県と近畿2府4県(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山)で販売。5月5日からは、北海道や東北、甲信越、北陸、東海、中国、四国、九州地方でも発売し、全国で購読できるようになった。

 小学生とその保護者が対象で、毎週木曜日に発行する。全面カラーのタブロイド判16ページで、月額500円(税込み)。

 大きな写真を中心に1週間の注目ニュースを紹介するフロントページをはじめ、写真やイラストを多用し、ニュースをわかりやすく説明する。時事ワードを名探偵コナンが解説するコーナーもある。

 小学生向けの雑誌作りに定評がある小学館の特別協力を得て、5ページ分の編集を委託。大きな写真や図を使って、科学や環境、歴史、文化などのテーマを掘り下げる特集記事を組むほか、小学生を主人公にしたまんが2作品を隔週交互に掲載し、歴史などを楽しく学ぶこともできる。

 また、東京の大手進学塾・四谷大塚の協力で学習意欲を高められるページ、東京外国語大学専任講師が監修し、5、6年生で必修となる小学校英語の学習に役立つページもある。

 家庭での学習や中学進学の準備にはもちろん、授業の教材としても活用できる内容になっている。

 創刊に先立ち、読売新聞東京本社の老川祥一社長・編集主幹が1月21日、東京都内のホテルで、小学館の相賀(おおが)昌宏社長らとともに記者会見を開いた。

 老川社長は「子どもたちに、基礎的な学力を身につけてもらうことを最も重視している。家庭や学校で、楽しく、面白く読んでいるうちに、自然に学力が身につく新聞を作ります」と創刊の目的を語った。

 また、相賀社長は「90年に及び、子ども向けに(雑誌を)作ってきた様々なノウハウや知識を、思い切り新聞作りに取り入れる。子どもの視点でものを見ていく姿勢を大事にしたい」と述べた。

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2011年5月5日  読売新聞)
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