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会社説明会、無理をしてでも参加したほうがいい?会社説明会の開催地が自宅から遠く、参加するかどうか迷っていますが、一次選考を兼ねたものもあるとききます。無理をしてでも参加すべきでしょうか?(大学3年女子) 志望度の高さを再確認し、判断を 企業が学生を選考する場合、その企業の姿勢はおおむね二つのタイプに分けられると思います。あくまで合理的、機械的に作業する会社と、そうでない会社です。 人気企業には数多くの学生が殺到しますから、これらすべての学生を選考の対象にすることはなかなか困難な作業です。 ですから、ある種の合理的な判断をする会社は、大学名や学部、適性検査やSPIの結果、応募書類の封筒に「御中」が書いてあるかどうか、あるいは会社説明会に参加したかどうかなどで、適正規模になるまで受験生をごっそり落とす作業をすることでしょう。 その一方で、あまり合理的でない会社(といいますか、その会社は自分たちの方法が合理的と考えている)は、作業効率を多少、犠牲にしつつも、すべての志望者を選考の対象にしようとします。 もちろん、後者のやり方は「超」人気企業では不可能でしょう。数十人しか採用しないのに、万単位で志望者が殺到するような会社は、ある程度、機械的に選考作業を行わないと、とても仕事が終わらないと思います。 ただし、ここでみなさんに誤解をして欲しくないのは、前者は学生に厳しく、後者は優しい企業だなどと勘違いしないことです。 どんな選考をしても、最後は合格者と不合格者が生まれるのです。何をもって「公正な選考」と呼べるかも微妙です。 「応募書類に『御中』と書かなかったくらいで落とすのはかわいそう」と見るか、「公的な書類のスタイルも知らないようでは社会に出る準備ができていない」と感じるか、どちらが正解で、どちらが間違っているとも言えません。 さて、質問に対するお答えとして、まず、明らかにしなければならないのは、自宅から遠い場所で会社説明会を開こうとしている会社が、上記のどちらのタイプかと言うことです。 会社側は、説明会が選考会を兼ねている、とは明言しないかもしれません。選考会を兼ねていなくても、説明会に来る志望度の高さを見たいのでしょうから、明らかにしないのは当然と考えます。 会社側は、とにかく集まった人の中から選考すれば良いだけの話ですから、ひとりひとりの事情などお構いなしです。 となると、高い交通費を出して、貴重な時間を割いて、その会社の説明会に参加すべきかどうかは、ひとえに質問者の志望度の高さによるとしか、お答えのしようがありません。 あなたにとって、その会社はそれだけの価値がありますか? そのことをよく考えてください。子どものころから憧れていた職業だというなら、行くべきでしょう。 いろいろ会社を調べる中で、ちょっと興味がわいたという程度なら、参加しないという選択肢もあります。 その場合、会社が前者のタイプ(説明会で選考するタイプ)だったら、合格のチャンスはなくなります。でも、後者のタイプなら合格のチャンスは残ります。この段階でリスクを取るかどうかの判断ということになります。 どうしても説明会に行けそうにないが、入社したい会社だというなら、人事部に連絡して、説明会に参加しないことの選考上のハンデを率直に聞いてみるのも手です。意外に親切に教えてくれることもありますし、「自分で判断してください」と突き放されることもあります。 それもこれも含めて、「就職活動」なのです。答えはありません。 ちなみに読売新聞は後者のタイプです。内定者の中にも、会社説明会に行かなかったという人がたくさんいます。 受験生に親切にしたいからではなく、「説明会の出欠」で志望度が測れるとは思っていないというだけの理由です。 回答者 原田康久
(2012年2月1日 読売新聞)
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